好きな食べ物はカレーです。

食べたり飲んだりラジオ聞いたり。育児したり。

羊雲は静かにゆれる

謝ったから大人としての役目は終わった
もう、休ませてもらおう

とか思ってるわたしを無視していなくなる先生たち。そして、心の支えだった助産師さん(途中から鬼だったけれど)がよる番のひとに変わってしまう。
ああ。解散が遠のいて行く。


今日中に産ませるつもりの新しい助産師さんに励まされ、内心こんなはずじゃなかった!と思いながらも、痛みにたえてると7時くらいから陣痛の痛みに加えお尻の穴から赤子が出てきちゃいそうな感覚が。


いやいや。そっちから出たらあかんやん。
と「グギギギ」とガマンしていると、いつの間にか助産師さんの数が増え、先生が白衣を着て現れ、「頭が見えてるよー」とか言われ始めた。


あれ?
テレビとかだと「もういきんでいいよ」っていうGOサインが出るもんじゃないの?
ていうかいきむってなんだろう。
お尻の穴にむかっておりてくる赤子を受けとめるので精一杯のわたし。


そんなとき、目の端に先生がメスを握ってるのが見えた。
これ、みんな切られるの痛くないとか気づかないとか言ってたけど、いま切られたら絶対痛い!
切らないでー!と思いながらグギギギと痛みに耐えていたら先生が手を動かす前にヌルッと赤子が出る感じがした。


前に書いた
(ダメ大臣(朝寝坊2日目) - mikisappのブログ)
カレンデュラオイルのおかげなのか、促進剤の数値を上げなかったおかげなのか(数値を上げようって言われたけど無理無理って言い張ってゆっくり産むことにした)会陰切開はしなくて済んだわけです。

あれ。ほんとに痛くないのかな。
どう考えても痛そうだったけど。



結果的に陣痛がものすごく痛くて24時間くらいかかったわりに、子宮口が開いてしまえば早かったわたしの出産。


多分子宮口開いてから30分くらいで赤ちゃん登場。


赤ちゃんはウンチと共に登場してそのままカンガルーケア(ウンチはそのあとしばらく拭かれなかった)
胎盤もするっと出て、ちょっと傷ついたところ軽く縫ってお尻のチェックしてって後処理してもらってる間、痛みからの解放で変なテンションになってしまってベラベラしゃべりまくってた。
(いま思い出すとこれが結構恥ずかしい)



変なテンションだったからか、会陰切開が無かったからか、分娩室から入院病棟に移る時も次の日もスタスタ歩けたんだけど
なんだかんだ、出産のあとって地味に辛いことが多い。
オッパイ関係のトラブルとか
あそこの腫れとか
なんだか全身痛かった。

あと、うちの赤子は夜泣きがすごくて大部屋だったわたしは夜中にベッドに居られなかったのがツラかったな。

夜中泣き出すとまわりのひとにすみませんすみませんっていって授乳室に駆けこむ。オッパイあげて寝たから、お部屋で寝ようと思うと起きて泣き出す。あああ思い出すと辛い日々。



そんなこんなで長くなっちゃたけどわたしの出産体験日記はこれでおしまい。


痛みと引き換えにこんなかわいいこがウチにきてくれたんだなーとシミジミする暇もなく育児が始まり、きょうもオッパイくれーと泣き叫ばれる毎日なわけです。


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ちなみに題名には3月9日の歌詞を使っちゃったけど本当は、3月8日産まれなんですよね。