きっとうまくいく(ネタバレあります)
やっと、「きっとうまくいく」を見た。
あまりに評判が良かったから劇場で見たかったんだけど、インド映画は長いのが定番らしくいろいろ我慢できなそうだから(ほらおトイレ問題とかねえへへ)スルーしてたら蔦屋でコーナーが出来てたので借りてきた。
ハングオーバーっぽいバカさ加減から始まってニヤニヤしているうちにインドだけではなく日本も持つ暗闇が浮かび上がってくる。
受験戦争や若者の自殺。他人事ではない現実。
Aal izz wellの愉快な歌のあとのあのシーン。
思わず声が出てしまった。
(イケメンだったのに!)
そのあとお葬式でランチョーがウィルスに言った「これは自殺ではなく殺人だ」という言葉をウィルスが大切にしているピアにもう一度言われてしまったり、たくさんの伏線をきっちり回収してくれるところも気持ちが良かった。
もちろんインド映画に欠かせないミュージカル部分はとても楽しくてキレイだし、3idiotという原題通り大学生ダンスイ特有のおバカなところは笑いっぱなしなんだけど、ラージューが友情と家族をどちらも取ることが出来なくてああいう行動に出てしまうところ、そしてそれを見守る男の友情!
わぁーん!
アホか!
これが泣かずにいられるか!
もうみんないいやつ!
大好き!
そんな良い仲間と大学生活を送っていたのに卒業後、姿を隠してしまったランチョーを探しに行く途中の景色の美しいこと。
インドに行きたくなりました。ハイ。
ランチョーの真の姿っていうのはすぐ分かっちゃったけど(あれがわかんないのはサイレンサーとうちのオットくらいだと思う)そういう謎解きとかまじどうでもいいから。
そういう問題じゃないから。
最後の大団円も思った通りにハッピーでほんとよかった。
ほんとよかったからいろんな人に見てほしいんだけどランチョーがうちのイトコのたくちゃんに超似てたからたくちゃんのおばちゃんに一番見てほしい作品なのでした。